【展示報告】169(いろく)「写真の箱で眠らせてほしい」
レンタルスペースmaison shintenchi(メゾンシンテンチ)をレンタルしていただいた、名古屋を拠点に活動をされているフォトグラファー169(いろく)さんの個展
「写真の箱で眠らせてほしい」が11月5日をもちまして、終了いたしました。
たくさんの方に足を運んでいただきましてありがとうございました。
普段の会場とは雰囲気ががらりと変わり、169さんの世界観で彩られ見ごたえのある展示でした。
最初は被写体として写真に関わり始めたという169さん。
被写体としての振る舞いや、カメラマンとの間でイメージの齟齬に悩む中で、自身の世界観を表現したくなりセルフポートレートを始められました。
まず衣装を選び、そこから撮りたいイメージを膨らませるそうです。
作品づくりの中で重要な要素となる衣装も、写真とともに展示されました。
それぞれの衣装で、撮影地も印象も全く異なります。
様々な素材でカラフルに装飾された空間に居ると、169さんの頭の中の世界に足を踏み入れたかのような感覚に。
ミニサイズのポートレートや写真集も販売されました。
キラキラと控えめに輝く凸凹な用紙にプリントされた写真たち。
ポートレートとしての強さと共に、物質としての強さにも惹きつけられます。
セルフポートレート作品を作るアーティストとして、被写体として、そして最近はモデルをお願いして、
セルフポートレートでは表現できない世界をカメマンとして撮影することもあるそうです。
今後も169さんの活動に注目してください。
ありがとうございました!
169(いろく) 「写真の箱で眠らせてほしい」
【開催日時】
2017.11.02〜11.05
11:00〜19:00
169
169cmのいろくです。
被写体から写真の世界に入り、自分の声を聞くためにセルフポートレートをはじめました。
私しかいない写真の箱の中で剥き出しの自分を知ることで、私という軸を持ち強く生きていける気がします。