ひこ屋 インタビュー
名古屋のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では
9月20日(金)-9月24日(木)の5日間、オリジナルキャラクター雑貨屋ひこ屋さんによる展示「ひこ屋の軌跡~昔は木工もやってた~」を開催いたします。
ひこ屋さんは愛知を拠点に17年活動してきたオリジナル猫キャラクター雑貨屋さんです。
作家のことを多くの方に知っていただくため、今回の展示や活動について伺ってみました。
「ひこ屋」について教えてください。
「ひこ屋」の名前の由来や、活動を始められたきっかけを教えてください。
− 学生時代の自分のあだ名が「ひこちゃん」だったのでそこから屋号にしました。活動のきっかけは通っていた名古屋大学附属高等学校の授業。総合学科の研究校だったため「総合人間科」という自分で調べて発表する科目があり、その時兼ねてからやってみたかった自社オリジナルキャラクター雑貨屋の企画・提案をして卒業後実行しました。
今回の展示、「ひこ屋の軌跡~昔は木工もやってた~」はどのような展示になるのでしょうか。
− ひこ屋の活動歴が17年あるのですが、今回は初期から最近までの作品を展示をします。タイトルにもあるように木工をやっていた時代があるので最近ひこ屋を知った方には斬新に見えるかもしれません。木工の傍らで平面作品も制作していたので作品にどのような変化があったか見比べるのも面白いと思いますし、キャラクターイラストレーターを目指している方が見ると多少参考になるかも?
猫のキャラクターをたくさん描かれていますが、どのような理由からでしょうか。また、キャラクターにそれぞれ名前はあったりしますか。
− 母が猫好きでして。その影響で子供のころから猫グッズに囲まれていましたし、小学校2年生の時に流れで猫を拾ってきて無理やり飼ってもらいました。猫がいる生活が当たり前になってきて、絵を描く時も空気を吸うように猫を描くように。キャラクターの名前はあります。1年ぐらい前に半分くらいつけました(あと半分は名無し)
画材は何を使用していますか。何かこだわりの道具はありますか。
− 主に使っているのはコピックと色鉛筆。2年程前からアート性をより追求したくて油絵を始めました。コピックを詰めているカゴや下敷き代わりのノートはもうボロボロなのにずっと使い続けています。
作品やグッズを作る上で大切にしていること、意識していることはなんですか? それぞれあれば教えてください。
− 猫たちにそれぞれ性格やキャラクターの設定があるので、そこは統一させています。また猫とは別に地域活性化や故郷に興味を持っているので、作品は自分の思い出の場所や旅行先をモデルにすることもしばしば。グッズ作りは実用性のあるもの、作品が最大限魅力的に見えるトリミングを心がけています。
普段どのようなことから制作のインスピレーションを得るのでしょうか。
− 何気ない日常の中や人と接した時にふと思い浮かびます。なので制作時間の他にこれらを必ず取り入れています。
今回maison shintenchiでの展示開催に至った理由などございましたら教えてください。
− 子供の頃から大須商店街に良く遊びに来ていたお気に入りの街なので、大須でギャラリーを探していました。内覧の時maison shintenchiさんは可愛らしくとても素敵な空間で、ぜひここで個展をしたいと思いました。
今後の予定や、やってみたいことはありますか?
− 個展活動は昨年の12月から開始したばかり。作品をどんどん追及していって2回目、3回目と回数を重ねたいです。一方で、猫作家仲間が何人かいるので猫作家の企画展も面白そうだと考えています。
17年に及ぶ作家活動の軌跡をぜひ見に来てみてください。
ひこ屋さんお忙しい中ありがとうございました!
ひこ屋の軌跡~昔は木工もやってた~
【開催日時】
2019-9-20(金)~9-24(火)
11:30-18:30 ※最終日は16:00閉場
ひこ屋
名古屋生まれ、名古屋育ち。幼少期からお絵描きと雑貨が好き。
2001年国立愛知教育大学造形文化コースに入学、
同時にオリジナルキャラクター雑貨屋「ひこ屋」を立ち上げ
フリーマーケットやアートイベントで活動を開始する。
2007年松坂屋名古屋本店「岩合光昭写真展」物販コーナーでひこ屋として百貨店初出店、
以降10年以上全国各地の百貨店に出店し続ける。
現在は百貨店以外にも活動場所を広げつつ、絵をさらに追求したくて油絵を始める。
出店した百貨店:ジェイアール名古屋髙島屋、阪神百貨店梅田本店、プランタン銀座(2016年閉店)、大丸福岡天神店など
主なお取引先:キデイランド大阪梅田店、神保町いちのいち、東急ハンズなど
ひこ屋 HP: http://hikoya-net.com/