中田昌秀 MASAHIDE NAKADAインタビュー
名古屋のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では
10月4日(金)-10月6日(日)の3日間、ガラスアーティスト中田昌秀さんによる個展「1cmの宇宙〜ナカダマサヒデ ガラスアート〜」を開催いたします。
中田さんは小さなガラスの中に、動物、植物、そして宇宙を表現するアートを展開しています。
中田さんのことを多くの方に知っていただくため、今回の個展や活動について伺ってみました。
今回の展示会や作品制作についてお聞かせください。
今回の展示会のテーマはありますか。
− 「メルヘンとリアル」がテーマです。
神話やおとぎ話から得たインスピレーションで、動物/植物/宇宙の存在理由や物語性の核心に迫るメルヘン作品。
現実世界の風景や生き物が、科学的根拠に基づいて写実的に表現されたリアル作品。
いつ頃からガラスアーティストとしての活動を始めたのですか。エピソードなどありましたら教えてください。
− 25才頃からガラス製作を開始しました。当時、趣味でシルバー細工をしていて、材料屋でたまたまガラスの欠片(商品)を手に取ったのがきっかけです。
中田さんが生み出したオリジナル技法とはどのようなものなのでしょうか。
− 詳しくはお教えできないのですが、ガラスを立体に彫り、その箇所にガラスを詰めて溶かし上げるのが、私のオリジナル技法です。
モチーフにするものはどういった基準で選ばれていますか。
− デザインや、希少な存在など、興味だけで作らない様にしています。
そのモチーフには、その形、姿になった歴史/理由があるわけで、それを敬意を持ってちゃんと理解してから作る様にしています。
例えば動物だったら進化の過程や、骨格/筋肉のつき方など、細かいところまでこだわって作っています。
好きなアーティストや影響を受けた人物、作品はありますか。
− フォトグラファー「グレゴリー・コルベール」、画家「エゴン・シーレ」、「グスタフ・クリムト」「オディロン・ルドン」etc.
今回名古屋で展示会を開催される理由を教えてください。
− 10年くらい前から栄の商業施設で作家展に参加していました。名古屋は美味しいものも多いですし大好きな街なので、数年に1回は個展したいと思っています。
今後やってみたいことはありますか。
− 個展の完成度(音楽、飾り付け、偶然の出会い性)を高めていく事、作品の完成度と、ストーリー性の向上です。
1cmの宇宙〜ナカダマサヒデ ガラスアート〜
【開催日時】
2019-10-10(木)~10-14(月・祝)
10日 11:00-18:00
11日 11:00-18:00
12日 11:00-18:00
13日 11:00-18:00
14日 11:00-16:00
中田昌秀 MASAHIDE NAKADA
小さなガラスの中に、動物、植物、そして宇宙を表現するアート。
ディテイル部分へのファッション的感性と、その微細なシェイプを可能にする独自のクラフト技術から生まれる「1cmの宇宙」。
masahide nakata HP : https://masahide-nakada.net/