大橋ふみのり インタビュー
名古屋大須のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では
4月25日(木)-29日(月)の6日間、大橋ふみのりさんによる個展、「大橋ふみのり展〜移動祝祭日〜」を開催いたします。
大橋さんはパリの美術学校「アカデミー・ド・ポール・ロワイヤル」で絵画を学び、海外のコンペで数々の入選を果たすなど、
国内外で評価を集めています。名古屋では今回初の個展だそうです。
大橋さんの活動や制作についてたくさんの方に知っていただくためお話を伺いました。
大橋さんのこれまでの活動や今回の展示について教えてください。
展示のタイトル「大橋ふみのり展〜移動祝彩日〜」ということですが今回の展示のイメージや、コンセプトなどありましたらお聞かせください。
− ヘミングウェイの著書移動祝祭日の一文に着想を得て制作しております。
もし若い時に幸運にも、パリで暮らす事ができたならば、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる、なぜならばパリは移動祝彩日だから、
その一文を読んだ際、日々の生活が(教室と自身の作品発表の為の移動)彩を祝う事のように思いそれが作品作りのベースになっております。
絵を描いて、作家として活動し始めたきっかけを教えていただけますか?
− 始めはユトリロやシャガールに憧れ日曜画家の趣味が高じて何となく活動し始めました。
2004年から3年間フランスの美学校にて学ばれていますが特に印象的な出会いや影響を受けた出来事などはありますか?
− アカデミー ド ポールロワイヤルの校長で昨年亡くなられたジャンマキシムルランジェ先生の絵画スタイルに強い影響を受けました。
暖色と寒色を組み合わせリズムをつくりながら半抽象に描くスタイルです。
現在国内外で作品を発表されているとのことですが、日本と海外で異なる点などありましたら教えてください。
− どちらかというと日本は技術、海外は独創性を重んじる傾向があるのではと思います。どちらも大切なので多国籍絵画を目指しています。
作品を作る上で大切にしていること、意識していることはなんですか?
− モチーフと色のハーモニ―が作る音楽が一体になる事
作品発表の他に舞台美術やカルチャースクールなどもされているということですが、そこでの出来事が制作のソースになったりすることはありますか?
− 舞台美術も教室もお客様の支持があっての仕事なのでやはり自分の作品を制作する上できちんと伝わるかどうかという事は意識するようになりました。
今回名古屋での展示開催に至った理由などございましたら教えてください。
− 2017年の渋谷文化村での作品展の際にたまたま名古屋のお客様に作品を購入して頂いた事や10代の頃1年ほど愛知県の常滑市に住んでいたことなど
それらの複数要因が重なり今回の開催に至りました
今後の予定や、やってみたいことはありますか?
− 今年の予定は6月に地元栃木県鹿沼市にて大作中心の個展、9月上旬、東京自由が丘の個展、9月下旬渋谷文化村での展示などです
いつの日かパリで大作中心の個展を開くのが夢です。
個展前のお忙しいところありがとうございました。
大橋さんによって描き出される”移動祝祭日”ぜひご覧ください!
大橋ふみのり展 〜移動祝祭日〜
【開催日時】
2019-4-25(木)~29(月)
11:00〜19:00(最終日は17時まで)