近江新之助上布 インタビュー
名古屋大須のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では
5月24日(金)-26日(日)の3日間、滋賀県彦根市の麻織物業 大西新之助商店のオリジナルブランド
「新之助上布(しんのすけじょうふ)」による展示会を開催いたします。
新之助上布はカラフルからシックまで、幅広いバリエーションに飛んだ麻織物を特徴としており、品質の良さはさることながら、家で手軽に洗えるなど機能面にもこだわっています。
新之助上布ついて、今回の展示会についてたくさんの方に知っていただくためお話を伺いました。
「新之助上布」について教えてください
「新之助上布」はいつ頃にスタートしたのでしょうか。「新之助」の名前の由来などもエピソードがあれば教えてください。
− 初代の大西新之助によって創業し、現在の新之助上布というブランドがスタートしたのは2004年。「新之助」とは初代の名前になります。
近江上布とはどのようなお品なのでしょうか
− 「近江上布」とは伝統工芸士が織った伝統工芸品を指し、近江地方で生産される高級な平織りの麻織物です。
伝統的な技法や表現を現代的に生まれ変わらせる上でどのような点に気をつけていますか?「新之助上布」としてこだわっている部分などございましたら教えてください
− 夏の着物を気軽に楽しんで頂きたいという思いから、ふだん使いとして十分に手の届く価格と、手入れも自宅で洗濯が可能という簡便さと耐久性、質感にこだわっています。また着物としての用途にとらわれない色柄は、洋服のような感覚で気軽に夏の着物を楽しんでいただけます。縦糸と緯糸の斬新な組み合わせにより織りだされる独特の色づかいと、光沢が特徴です。
完成までにどのような工程があるのでしょうか、教えてください。
− ざっくり申しますと、機械織りのものは、糸の選定と染色、縦糸をはる整経、織り、シボ加工、さらに検品。手織りとなりますと、羽巻き、型紙による捺染、蒸し、水洗い乾燥、かすり分け、管巻き、そこから手織りの作業が加わります。
今回名古屋で展示会を開催するに至った理由を教えてください。
− 東海地方のお客様より「実際に見てみたい」というお声をたくさん頂いておりました。東海地方のお客様に見ていただくには、名古屋が一番来ていただきやすいと思い、名古屋での開催に至りました。
今回のmaison shinenchiでの展示会はどのような内容になるのでしょうか
− カラフルポップをテーマに、新之助上布の色づかいを活かした色とりどりの反物をご用意します。
今後やってみたいことはありますか?
− 今回はカラフルポップをテーマに機械織をたくさんご用意しますが、斬新な色づかいの手織りの反物なども展示したいと思っています。
新之助上布の皆さんお忙しい中どうもありがとうございました!
夏に向けて素敵な浴衣を仕立ててみてはいかがでしょうか。
ぜひshintenchiへ足を運んでみてください。
名古屋・近江新之助上布展
【開催日時】
2019-5-24(金)〜5-26(日)
12:00〜19:00(最終日は18:00まで)