近江新之助上布 インタビュー
名古屋大須のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では
4月9日(金)-11日(日)の3日間、滋賀県彦根市の麻織物業 大西新之助商店のオリジナルブランド
「新之助上布(しんのすけじょうふ)」による展示会を開催いたします。
新之助上布による展示会は一昨年に続いて2度目の開催となります。
カラフルからシックまで、幅広いバリエーションに飛んだ麻織物を特徴としており、品質の良さはさることながら
家で手軽に洗えるなど、扱いやすいところも魅力の一つです。
新之助上布ついてたくさんの方に知っていただくためお話を伺いました。
「新之助上布」について教えてください
「新之助上布」はいつ頃にスタートしたのでしょうか。「新之助」の名前の由来などもエピソードがあれば教えてください。
− 初代の大西新之助によって創業し、現在の新之助上布というブランドがスタートしたのは2004年。「新之助」とは初代の名前になります。
近江上布とはどのようなお品なのでしょうか
− 「近江上布」とは伝統工芸士が織った伝統工芸品を指し、近江地方で生産される高級な平織りの麻織物です。
伝統的な技法や表現を現代的に生まれ変わらせる上でどのような点に気をつけていますか?「新之助上布」としてこだわっている部分などございましたら教えてください
− 夏の着物を気軽に楽しんで頂きたいという思いから、ふだん使いとして十分に手の届く価格と、手入れも自宅で洗濯が可能という簡便さと耐久性、質感にこだわっています。また着物としての用途にとらわれない色柄は、洋服のような感覚で気軽に夏の着物を楽しんでいただけます。縦糸と緯糸の斬新な組み合わせにより織りだされる独特の色づかいと、光沢が特徴です。
完成までにどのような工程があるのでしょうか、教えてください。
− ざっくり申しますと、機械織りのものは、糸の選定と染色、縦糸をはる整経、織り、シボ加工、さらに検品。手織りとなりますと、羽巻き、型紙による捺染、蒸し、水洗い乾燥、かすり分け、管巻き、そこから手織りの作業が加わります。
今回名古屋で展示会を開催するに至った理由を教えてください。
− 東海地方のお客様より「実際に見てみたい」というお声をたくさん頂いておりました。東海地方のお客様に見ていただくには、名古屋が一番来ていただきやすいと思い、名古屋での開催に至りました。
今回のmaison shinenchiでの展示会はどのような内容になるのでしょうか
− 今年は糸の色が増え、さらに彩り豊かな玉虫色の無地や奥行き感のある縞の反物を多数お持ちします。
今後やってみたいことはありますか?
− 新之助上布の代名詞となった玉虫色の無地だけでなく、玉虫色の縞やチェックもやりたいと思います。
新之助上布の皆さんお忙しい中どうもありがとうございました!
ぜひshintenchiへ足を運んでみてください。
近江新之助上布 展
【開催日時】
2021-4-9(金)〜4-11(日)
12:00〜18:00