【展示報告】大橋ふみのり展 〜移動祝祭日〜
名古屋大須のレンタルスペースmaison shintenchi(メゾンシンテンチ)をレンタルしていただいた、
大橋ふみのりさんによる個展「移動祝祭日」が4月29日をもちまして、終了いたしました。
たくさんの方に足を運んでいただきありがとうございました。
大橋さんはパリの美術学校「アカデミー・ド・ポール・ロワイヤル」で絵画を学び、海外のコンペで数々の入選を果たすなど、
国内外で評価を集めている作家であり、名古屋では今回初の個展でした。
大橋さんの作品をよく見てみるとフランス風の風景の中に和柄や日本的なモチーフがよく現れることに気づきます。
これらは実は絵画の中に意識的に盛り込まれており、海外のお客さんを喜ばせる楽しい仕掛けとなっています。
大橋さんの作品群の中にはガラス絵と呼ばれるものが数多くあります。
日本ではあまり有名ではありませんが、ガラスに直接絵を描く技法で、
反転して絵を描いていくという、高い技術が必要とされます。
大橋さんも10年かかってやっとここまで描けるようになったと話されていました。
完成した作品はガラス面が一番上表にくる為、キャンバスに描く油絵より、フラットで綺麗に見えるそうです。
動物モチーフが多い大橋さん。
一番好きな動物はうさぎだそうです。
猫の絵が多いのは、お客様のリクエストが多いからとのことでした。
作家の内面を表すような、優しい絵であふれた空間でした。
大橋さんどうもありがとうございました!
大橋ふみのり展 〜移動祝祭日〜
【開催日時】
2019-4-25(木)~29(月)